生成したアセットデータなどを配信するためにGCS上にアップロードする時に、gsutilコマンドのrsyncを使うと便利だったので、備忘録としてブログにメモ。
Synopsis
gsutil rsync [-a] [-c] [-C] [-d] [-e] [-n] [-p] [-r] [-U] [-x] src_url dst_url
コマンド説明
gsutil rsync
コマンドは、dst_url
下のコンテンツを、src_url
下に存在しないファイルやオブジェクトのコピーによって、(-d
オプションを指定すると)その他のファイルやオブジェクトを削除することで、コンテンツを同等にする。
src_url
には、ディレクトリかバケットか、バケットのサブディレクトリを指定する必要がある。
使用例
ローカルのdata
ディレクトリを、gs://mybucket/data
に同期するには、以下のコマンドを実行する。
gsutil rsync -d data gs://mybucket/data
ディレクトリを再帰的に同期するには、-r
オプションを指定する。
gsutil rsync -d -r data gs://mybucket/data
上記のコマンドは、コンテンツの追加・更新のみにとどめている。削除も行いたい場合は-d
オプションを指定する。
gsutil rsync -d -r data gs://mybucket/data
大量のファイルを同期する必要があるときは、-m
オプションを用いることで、並列に同期を行ってくれる。
gsutil -m rsync -d -r data gs://mybucket/data